「ようこそ」という言葉をこれほど頻繁に口にする国は他にありません。そしてエジプト人がその言葉を口にするたび、それは本心からの歓迎です。悠久の歴史を持つ古代エジプト文明が人々を魅了し続ける一方で、現代のエジプト人も同じように驚くべき存在です。
ツアー&エクスカーション
マルサ・アラムでやるべきこと
1日目 – サタヤリーフでのイルカとの遭遇
マルサ・アラムの冒険は、知る人ぞ知る絶景スポット「サタヤ・リーフ」でのイルカとのシュノーケリングから始めましょう。ここでは、スピナードルフィンたちが、より静かで混雑の少ない海域で戯れており、有名なドルフィン・ハウスとは異なる、より親密な体験が楽しめます。リーフそのものも、手つかずのサンゴと透き通った海が広がる海中の絶景で、ハマタからボートですぐの距離です。
浅瀬を好む方には「アブ・ダッバブ」がおすすめ。砂浜からアクセスでき、ウミガメやイルカ、そして姿を見せるのが珍しいジュゴンに出会えることもあります。家族連れやシュノーケリング初心者にもぴったりのスポットです。
2日目 - ルクソールへの歴史探訪の旅
古代都市テーベとして知られるルクソールを、ぜひ1日(または2日)かけて訪れてみてください。マルサ・アラムから車で数時間の距離にあるルクソールは、ファラオ時代の遺産が今も息づく、まさに“屋外博物館”です。壮大な神殿や歴史的モニュメントが立ち並ぶこの地で、地元の暮らしに触れたり、活気あふれるスークを歩いたり、夕暮れ時にはナイル川で静かなファルーカの船旅を楽しんだりと、心に残るひとときをお過ごしください。
3日目 - エル・クセイル探訪
歴史ある都市エル・クセイルでのショッピングと観光に、ぜひ1日を充ててみてください。16世紀に建てられたオスマン帝国時代の要塞を訪れ、風情ある港町をゆっくりと散策しましょう。地元のスークでは、本物のエジプト雑貨をホテルのショップよりもお得な価格で手に入れることができます。ただし、品質には差があるため、慎重に選ぶことが大切です。
4日目 - 紅海の冒険、海か空か
マルサ・アラムの豊かな海でディープシーフィッシングに挑戦するのも良し、スリルを求めるなら「ミラージュ・リゾート」でカイトサーフィンにチャレンジするのもおすすめです。よりユニークな体験を求めるなら、伝説的な浅瀬のラグーン「ワディ・ラハミ」へ。サンゴのない柔らかな砂と、初心者にも最適な水深が広がるこの場所は、カイトサーフィンに理想的なコンディションを誇ります。
5日目 - 砂漠サファリ・アドベンチャー
砂漠を駆け抜けるクアッドバイク・サファリに挑戦するもよし、ゆったりとしたペースを好むなら、馬やラクダに乗ってのサファリもおすすめです。息をのむような夕焼けと満天の星空が、忘れられないひとときを演出してくれます。あるいは、ジープサファリでサハラ砂漠の奥深くへと分け入り、ベドウィンの村や、古代の岩刻画が残るワディ・ハンママートを訪れるのも魅力的な選択肢です。
6日目 - 夜のポートガリブ散策
活気あふれるポートガリブ・マリーナで、ナイトライフを楽しみましょう。海辺のレストランでエジプト料理を味わいながら、優雅なひとときを過ごせます。ただし、ショッピングには注意が必要です。このエリアは高級志向のため、価格もそれに見合った設定になっています。お得に買い物を楽しみたい場合は、エル・クセイルやルクソールを訪れるのが賢明です。
7日目 - ビーチサイドでのリラクゼーション
1週間の締めくくりには、ビーチでのんびりと過ごすリラックスした1日を。ホテル主催のアクティビティに参加したり、紅海の海洋生物を観察したり、ハンマームで伝統的な中東式の温浴とスクラブを体験して、心身ともに癒されてみてはいかがでしょうか。
マルサ・アラムでは、海中アドベンチャーや歴史探訪、砂漠での冒険、そしてビーチでの静かなひとときまで、多彩な体験が楽しめます。毎日が、この魅惑的な紅海の地で、自然の美しさと文化にどっぷりと浸かる貴重な機会となるでしょう。
作成日:2020年3月18日
更新日:2025年3月27日
マルサ・アラム旅行ガイド

